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耐震設計と免震設計

07月14日

耐震設計、免震設計という言葉を聞いた事がある方も多いと思います。

特に1995年の阪神淡路大震災後、国も地方公共団体における建築物の耐震改修の促進をしており、耐震について人々の関心も益々高まっています。 それに伴い、各建築会社は免震・耐震設計に力を入れ、戸建て住宅やマンションを建設しています。

さて、 建設の際に参考にしている国の基準があります。「耐震基準」というものです。建築基準法により、それぞれの工法ごと(鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造…)に「耐震基準」が規定されています。現在の耐震基準は「新耐震設計基準」と呼ばれるもので、1978年(昭和53年)の宮城県沖地震の後に耐震設計法が大幅に見直され、1981年(昭和56年)に改正されたものです。阪神・淡路大震災で、倒壊・半壊した家屋は、古い耐震基準のものが大半を占めており、新耐震設計基準の住 宅では被害が少なかったというデータが残っています。

●耐震設計の特徴

耐震設計は、中小地震に対しては 弾性的を、大地震に対しては崩壊という最悪の事態を防ぐことを目標にしています。 木造住宅であれば、住宅軸組の変形を防ぐために対角線方向に入れる部材、筋交い補強をしたり、鉄筋コンクリートであれば柱や梁の鉄筋をより強化したり、コンクリートの厚みを増したりしたものが一般的です。

●免震設計の特徴
一方、免震設計は、建物と地面の間に積層ゴムなどの装置を設置し、地震の揺れ
そのものを減じるものです。上層の各階の振動に差は生じず、建物の被害だけでなく、タンスや棚など、家具などの転倒も少なくなります。よく日曜大工店などで販売している家電製品を地震から守るために粘着性の転倒防止シートをイメージしてください。ただし施工の際は精度の高さが求められ、積層ゴムの交換等メンテナンスも必要となり、一般的に耐震に比べるとコストがかかるといわれています。

●耐震補強と、相場について 既存の建物に対して、壁や柱の補強することによって地震に対する強度および粘りを高める “耐震補強”も地震に有効な工法として現在ではよく取り入れられる工法です。

この耐震補強にもいろいろな方法がありますが、 「壁の補強」「傷んだ構造材の交換」「耐震金物の取り付け」「基礎の補強」 などが一般的です。 これらは建物の柱や壁の配置を考えながらバランス良く配置していく必要があります。 例えば、筋交いを設置する場合は、壁の室内側から施工すると、外壁をいじらずに済むので比較的安く補強できます。

■壁を補強する場合の費用は、壁0.5間(910mm)1箇所あたり7〜10万円が相場です。

■耐震金物では1個数千円から、数万円以上のものまで、幅多く用意いされていて、 取り付ける場所によりそれぞれの用途が異なっています。

■土台と柱、基礎をしっかりと固定 し、地震の縦揺れを吸収する耐震金物では、 1箇所当たり5〜10万円の工事費用がかかります。 もちろん、耐震補強を規模、住宅種類、築年数などにも大きく左右されますが、 一般的な住宅(100m2程度)であれば150万〜300万ほどかかると考えておきましょう。